
ボイラー&発電機用バイオフィルターは、バイオグラスを使って開発・製品化した、画期的な燃料改質装置です。
温水ボイラー、蒸気ボイラー、乾燥機、発電機、ディーゼルエンジン、船舶、重機、自動車等の燃料(重油、軽油、灯油等)の使用量を低減します。
2012年より製造先をアイスマンに移管し、さらなる改良を行っています。
地球温暖化対策の一環として「省エネ法改正・大気汚染防止法」などが施行され、CO2削減に伴う省エネの義務化がますます推進されますが、バイオフィルターを導入することでCO2削減や排ガス改善など地球環境保護に貢献するほか、経費(燃料費)のコストダウンにも大きな役割を果たします。
基本的なメカニズムと効果
バイオフィルターは、球形のバイオグラスをハニカム形状の円筒容器に配置したものです。バイオフィルターを通過した燃料はバイオグラスの遠赤外線効果で、物性値が下記の通り変化します。
●表面張力= 高粘度→低粘度(さらさらになる)
● PH値 = 酸性6.34→アルカリ性7.3
●引火温度= 76度→70度
その結果燃料の分子が小さくなり、燃焼の活性化が得られます。
重油等の液体燃料の燃焼率を高めるには、油(燃料)の分子を小さくすることが効果的で小さければ小さいほど酸素と結合しやくすなり完全燃焼に近づきます。
また遠赤外線の放射率が高いほど燃料の活性化が安定して図られその結果、高い燃焼効率を得られることから、本装置は遠赤外線の効果が最大になるように配置構成されており、その効果は半永久的に持続します。
バイオフィルターの構造
標準タイプ
加熱方式
構造略図
製品設置適用例(イメージ)
製品ラインナップ
アスファルトプラント用
高圧仕様
加温装置はオプション
適用燃料使用量 200リットル〜1800リットル/h
A,C重油対応
給湯ボイラー用
加温装置はオプション
適用燃料使用量 〜400リットル/h
発電機用
ジャケット加温式
燃料用と水冷用の2装置月
適用燃料使用量〜200リットル/h
導入実績と効果
燃費
区分 | 社名 | 取付機械 | バイオフィルター | 削減効果 |
---|---|---|---|---|
発電機 | 株式会社高橋工材 | 発電機 400KVA×2台 | WGH-Ⅲ型×2台 | 8.5% |
発電機 | 郡山建設廃材資源リサイクルセンター協同組合 | 発電機420KVA | WGH-Ⅲ型×2台& | 8.4% |
発電機 | 京阪砕石株式会社 | MGP-875C×2台 MGP-680C×3台 | WGH-Ⅴ型×5台 | 5.7% |
発電機 | セブン工業株式会社 | 875KVA×3台 | 11.2% | |
発電機 | 嶽採石株式会社 | 発電装置MGP420×5 | 29% | |
車両 | 同仁社株式会社 | 三菱キャンター(3トン車) | 18.7% | |
車両 | 信州名鉄 | 15t車 | 8.6% | |
大型船舶 | みやざきカーフェリー | みやざきエキスプレス | 5.9% | |
ボイラー/ ドライヤー | 日本道路株式会社 | 骨材乾燥炉 | 5.1% | |
ボイラー/ ドライヤー | 大林道路株式会社 | 骨材乾燥炉 120t/H | WYH-XⅡ型×1台 | 5.7% |
ボイラー/ ドライヤー | かんの株式会社 | 炉筒式ボイラー2.3t/H | WBH-Ⅳ型 | 10.3% |
ボイラー/ ドライヤー | 株式会社蔵王サプライズ | 三浦工業製ボイラー | 5.0% | |
ボイラー/ ドライヤー | 明和商事株式会社 | ヒラカワガイダム製 VEC-50-ES-WER×2基 | 18.5% |
排気ガス
社名 | 項目 | 削減率 |
---|---|---|
かんの株式会社 | CO2 | 9% |
大林道路郡山アスファルト混合所 | 煤塵 | 65% |
硫黄酸化物 | 85% | |
窒素酸化物 | 37% | |
日本道路株式会社関合材センター | 排ガス | 8% |
煤塵 | 17% | |
硫黄酸化物 | 16% | |
窒素酸化物 | 12% |
SEA UP(船舶用)
SEAUPは、船舶のディーゼルエンジンの冷却水にバイオグラスを作用させることで冷却効果を高め燃費を低減する装置です。以東機船底曳網漁船(60トン型)の冷却水タンクにSEAUP(バイオグラス●kgを円筒ステンレスメッシュに装填したもの)を設置して2年間の実証実験を行いました。その結果、 5.1%の燃料削減の結果が得られました。(結果報告書をみる)この製品は現在、進化してMELTRON Sとなっています。
MELTRON-W(冷却水用)
MELTRON-Wはアイスマン(株)がバイオグラスを使って開発、製造した冷却水用の装置です。メルトロンを冷却水ラインに取り付けて循環させると、水に界面活性力が生じて表面張力が減少します。通常、エンジンシリンダのまわりを流れる水は、厳密に言うとシリンダ境界面に密着しておらず間に微細な気泡や空気膜があります。冷却水の表面張力が減少するということはこの気泡がなくなり、水がぴったりとシリンダ外壁にはりつくことになります。これによって熱効率が向上し、シリンダからの放熱は促進され、内壁温度はメルトロン使用前と比べ10数度低下します。
シリンダの温度が下がることにより、吸入される空気の量は温度が低下した分だけ多くなります。空気量が増えれば酸素が多く取り込まれるため、燃焼時間が短縮されてエンジン出力が上昇することになります。エンジン出力が増加するとアクセルを戻すことができるので燃料噴射量を抑えられ結果として燃費が改善されます。さらに、より理想的な燃焼状態に近づくことから、排気ガスが清浄化されます。
配管系統図
主要寸法
導入事例
MELTRON-S :軽油・重油 船舶ディーゼルエンジン用
燃費低減の方法として、燃料の噴射粒子を小さくすることは重要です。この燃料の変化を直接、顕微鏡などで確認することはできませんが、燃料の物性が変化することによって、燃焼性能が向上することが推測されます。たとえば界面活性力が生じ、ph値がアルカリ化し、動粘度や引火点の低下がみられます。これらによって分子構造が微細化し噴射粒径が小さくなります。ディーゼルエンジンの場合、吸入空気が圧縮され、燃料がインジェクターからシリンダ内へ噴射されて爆発しますが、メルトロンによる燃料の物性変化によって通常とは大きく異なる点が見られました。それは燃焼時間の短縮です。燃焼時間が短縮するとシリンダ外壁が高温ガスに接触する時間が少なくなり、これによってシリンダ外壁の温度を低下させ、吸入空気量が増加します。その結果、酸素が増えエンジン出力が増加します。 エンジン出力が増加すれば、同じ出力にあわせるために燃料噴射量をおさえることができ、結果として燃費が改善され、さらに理想的な燃焼状態に近づくため、排気ガスのクリーン化へとつながります。